【4つだけ】老後の資金計画の第一歩。本当に必要な数字はこれだけ

老後の資金計画について考えたことがある方はいらっしゃるでしょうか?
この文章を読んでいるあなたが何歳かにもよりますが、一般的に若ければ若いほど興味は無いでしょうし、引退が近いのであれば意識せざるをえなくなるため、歳をとればとるほど興味のある話題になるでしょう。
そして世の中では様々な背景から、老後の資金計画を早めに立てることが重要だとされています。しかし考えなくてはいけない事は多岐に渡り、

今の収入はどのくらいの速度で伸び続けるのか?
そもそも老後の生活費はどのくらいなのか?

など、考えなくてはいけないことがますます複雑になっていきます。しかし本当に考えるべきなのはわずか4つ。それだけでほとんどの計算が事足りてしまうのです。

ここでは一般的にあなたが自分でどれだけ稼げるのか、そして今の貯蓄が足りるのかどうかを考える上で最低限必要な数字4つをご紹介します。

老後の資金を考える上で考えるべき4つの指標

1.老後の生活資金が最終所得の何%か:50-70%

少し難しい書き方にしてしまいましたが、あなたが引退生活を迎えて貯蓄を切り崩して生活に入ったときに、最後に稼いでいた年収の何%を使って毎年生活をしていくか、と言うことです。

といっても具体的な金額を考えるとキリがありませんし、その必要もありません。ここでは比率を使えば、大雑把な概要を掴むのには十分です。大まかの目安は、最終年収のおよそ50%から70%です。
例えばあなたが引退した年に年収8,000,000円を稼いでいたとすると、引退生活1年間でその50%ですので、年間4,000,000円を使って生活していくことになります。

ただし50%と言う数字はかなり控えめな指標といえます。実際には70%から90%程度が本人が希望する支出レベルとなることが多いのです。

2.長期的な投資利益率:2.8%

老後の資金計画を考えるのであれば、あなたの貯蓄が年に何%伸びていくのかを考える必要があります。ここではあなたが長期的な資金を稼ぐために、銀行やもしくは国債などを使って投資を行っているものと仮定します。

投資利益率には3つの考え方があります。

1つ目はリスクフリー投資利益率と呼ばれるもので、いわゆる安全資産に投資をして得られる利益率のことです。ほとんどの先進国では国債が安全資産としてみなされており、国も倒産しないだろうと思われるため、安全資産に投資をしたときの一般的な投資利益率=リスクフリー投資力率はおおよそ2%だとされています。
2つ目の考え方はリスクプレミアムです。これは株のような安全資産ではない投資商品に投資をして得られる利益率のことです。金融の世界では利益率が高いものはリスクが高い、すなわちその分利益が回収できない可能性も高いものとして扱われています。これがリスクプレミアムと呼ばれるもので、実際には様々な背景によって変動性がかなり高い数字です。一概に数%とは言えません。
そして3つ目の考え方はこのリスクフリー投資利益率と、リスクプレミアムをどの比率で振り分けるかと言う投資対象の比重です。この3つの考え方が総合されて長期的な投資利益率が決まります。

とは言っても、このような数字をいちいち考えるとキリがありません。読者は金融投資の研究者ではないので、これらの数字をなるべく現実的な数値にしようと努力する必要はありません。実際、すでに様々な専門家による歴史的な研究がなされており、それによると過去100年間余りのインフレ率も考慮した長期的な投資利益率(上の全ての数字を総合したもの)は日本で2.8%とされています。
つまりあなたが何らかの金融資産に配分を考えつつ賢く投資した場合、過去100年間では平均的に2.8%の利回りが期待できたと言うことになります。

3.毎年の収入上昇のペース:3-4%

あなたの収入が昇進や様々な転職などによって平均して毎年どのくらいの比率が増え続けるかと言う数字です。もちろん一時的な転職や職場環境の変化などによって年収が下がることもありますが、長期的に何%で伸び続けるかを考える必要があります。さらにインフレによっても収入は伸びていきますので、これも考慮する必要があります。

これは、4%であればそれなりに楽観的だが現実離れをしていない数字、
3%であればそこそこ保守的な読み方になります。

4.何歳で引退したいか:?歳

あなたが何歳で単純に引退したいと考えているのか、の数字です。つまりあなたが仕事を完全に止めて貯蓄だけで生きていくと決めた年齢になります。しかしこれは今までの数字とは違って、社会情勢とは関係なしにあなたが自由に決められる数字でもあります。

忘れてはいけないのは遅く引退すればするほど貯蓄は増える一方で、貯蓄だけを切り崩して生きていく期間が1年減ると言うことです。つまり安心安全な老後生活を送りたいのであれば、最も単純な解決策は引退年齢をひたすら遅らせることです。

まとめ、この4つの数字を動かして老後の資金計画を簡単に立ててみよう

いかがだったでしょうか。ここまでの話の中で具体的な金額の数字はあまり出てきていないはずです。これはあくまで趣味レーションのための数字であり、あなたの年収を100円として仮定しても計算できる4つの指標になります。

あなたは老後の資金計画に興味があるのであればまずはこの数字を考えてみることが重要になってくるでしょう。