【必見】普通の会社員がチーム全員でのテレワークに挑戦。やっぱり難しいこともあった

管理人はここに週間ほど、フルリモートでのテレワークを行っています。いわゆる完全リモートで、しかもチーム全員が在宅で行う一番ハードなやつです。もちろんチームマネージャーも自宅から稼働してます。

そして初めてから2週間経った今、何が難しいのかが少しずつ見えてきました。今回は、テレワークを実際に在宅で行っている側から難しいと感じていることをなるべく具体的にご紹介いたします。

※テレワークを管理する側の苦労話もあるかと思いますが、それはまた別の機会に。
今回は管理される側の話です。

ちなみに筆者の基本的なプロフィールとしては、都内のIT企業で新卒で入社し、いわゆるふつうの職場で正社員として働いていました。そこでのテレワークの経験は一切なし。そんな筆者が会社を辞め、業務委託で在宅にテレワークを始めてみた、というのが筆者の状況です。

テレワークの難しい点1:「なんだかちょっとよくわかりません」が通じない

もっとも普段から感じているのがこれです。普段の業務上のメッセージはSlackでやりとりしているのですが、なんだかよくわからない話がいきなり降りかかってきたときに、すごく苦労するんですね。
どういうことかと言うと、よくわからない話を降ってきた時に、相手は私がその件について知らないことを知らないのです。早い話が、私が無知であることを相手が知らないと言う事ですね。そこでまず、きちんと「私はその話が解りません」と言えることが第一歩です。

では、そういえたらゴールなのか?
もちろん違います。そこから具体的に何がわからないのかを言語化していくプロセスが始まるのです。
そう、こんな感じで。

「すみませんこのお話、何なのかよくわからないのですが」
「あー、そうか。何がわからないの?」
「…えーとですね…何がわからないのかがわかりません」
「…そうか、まず前提条件から確認しようか」

これが対面であれば30秒もしない会話に収まります。問題はこれが文面でのやりとりであることです
つまり、この後に前提条件についての膨大な文章でのやりとりが始まるんです。そうすると明らかに時間を取るんですよね。
なのでもうその時点で電話をするとか、このテキストを見てください、といった話になります。

その時にきちんと「これ読め」っていうテキストが完璧に揃っていれば良いのですが、小規模なチームで動いていたりするとそんな事は殆どありません。結局ビデオ通話などで相手の顔を見ながら話をすることになります。

つまりお互いに忍耐力が必要です。相手は私を怒るのはおかしいですし(だって知らないものは知らないんですから)、自分も相手から「分かりません、そんな話」と言われてもキレちゃいけないんです。

それと「自分がこれの分野のココが分からないので、仕事が進められません」と明確に言語化できる具体化能力も必要です。何が分からないのか言えないと、相手に何を教えて欲しいのか言えませんからね。わからないことを、「何が」「どう」わからないのか言えるようになるには、実は訓練が必要です。

ここはお互いにある程度リテラシーが高くないと、なんでそんなこともわからないの、と言う不毛な会話のやりとりになってしまいます。大人な態度が求められるのがテレワークだなぁと感じています。

テレワークの難しい点2:新人が入ってきた時に、手取り足取り教えられない

問題の2つ目がこれです。普段の仕事に何の問題もなくても、チームに新しい人が入ってきた場合に、極度に仕事が属人化していた気がつくのです。これが本当に多い。

フルリモートで仕事をするのは職場のパーティションを極限まで高くしているようなものです。基本的に何もしないと、隣の同僚が何をしているのかは絶対に把握できません。ゆえに何の対策も考えておかないと、自然と仕事の進め方はその人流になってしまいます。アウトプットは同じでも、そのアウトプットに至るまでのやり方が完全にその人に属人化してしまう、というわけですね。

それでも普段の仕事であれば困らないのですが、問題は新しい人が入ってきた時に発生します。新しい人は何も知らないので、今までの人がどのように仕事をしていたのかをきちんと聞いて回る必要があります。つまりパーティションで区切られていた中にずかずかと入っていって、やり方をひたすらパクる必要があると言うわけです。

物理的に会っているのであれば、その人の横に立って何をしているのか見ていれば仕事内容は大体わかりますよね。しかしテレワークでそれは不可能。物理的な隣には誰もいませんので、画面をそのまま見せるわけにはいきません。結果としてビデオ通話を何回も重ねながら「このようにして仕事を進めています」というコンテンツを映像や文章として残していく努力が必要にあります。

チームとしてテレワークを進めていく場合、極力やっていることを文章や動画として残していく努力は絶対に必要です。そうしないと新しい人が入ってきたときに大変になるのです。

テレワークの難しい点3:方針を決める「対話」の仕組みが必要

実際に2週間ほどフルリモートで働いてみてわかったのは、ほとんどの仕事がテレワークで完結してしまうと言うことです。それでも、できないことが1つあるのも分かってきました。
それはチームで腹を割って話し、おおまかな方針をみんなで話し合って決めることです。

なぜ難しいのか。それは、お互いの顔色を伺って、ずっと黙っている人に「何か言いたいことがありそうだね」と言うことができないせいです。物理的にその人の顔伺っていれば「何か言いたいことがありそうだ」などはなんとなく察することができますよね?もしくはチームとしてもはや議論を尽くされたな、と察することもできます。こういった、話し合い時のチームの雰囲気が「方針を決める」際には実はとてつもなく重要なのです。

ところがテレワークだとみんな言いたいことがあったのに、みんなが黙っているから議論を尽くされたと思ってクローズしてしまった、なんてことが平気であり得るわけです。そのようにして決めた方針に納得感は無いので、チームの士気はとてつもなく下がってしまいます。そんなことが起こったら、チーム失格です。

さて、この問題に解決方法はあるのか?私は残念ながら「ない」と思います。これをテレワークで解決するのは、事実上不可能。
なぜなら本人が思っていなくても顔に出ているようなことを話し合うのが「方針を決める」と言う営みです。それをいちいち言語化してください、と言うのはどだいムリなんですよ。やはり突っ込んで話して方針を決めるときだけはリモートではなく、きちんと顔を突き合わせて話すべきでしょう。

ちなみにどんなシステムがあればリモートで対話ができるのか、も考えてみたのですが…。
結論としては本人が言いづらいことを勝手に言ってくれるシステムがあれば、突っ込んだ話し合いができるようになるでしょう。
例えばある提案に、自分はあまり賛成したいとは思っていないとしましょう。その状況ではリモートだろうと物理だろうと、あなたの意見はただ黙っているだけでは伝わりません。
それをテレワークなら「ちょっと不満に思っている」という吹き出しを本人の顔から出てくるようになったら、どうでしょう?逆に話しやすいですよね?そうすると顔を突き合わせて話す以上にリモートでやったほうが、率直な話し合いが出来て議論が進むということになるので、むしろ突っ込んだ話はリモートでしたくなるかもしれません。

…
まぁ技術的にどうやるのかはさっぱりわかりません。
顔の表情筋の動きから機械学習で否定・肯定を読み取るとか?

テレワークで難しいこと、まとめ

いかがだったでしょうか。筆者が2週間ほどフルでテレワークをしてみて難しいなと思ったことをまとめてみました。

やはりテレワークだとその人が思っている微妙な感情などを一切伝えることができないので「不思議に思っています」「不満に思っています」「賛成です」といったすべてのことを、いちいち言語化できないと辛いですね。それができる勇気がない人はテレワークに向いていないと言えるかもしれません。

それでもテレワークには様々なメリットがあります。具体的には通勤時間がなくなることや、生活の自由度が上がることなど。ちなみに筆者も、難しい事はありつつもトータルでは満足していますよ。
ぜひとも気になる方はそういった働き方にトライしてみてはいかがでしょうか。

百聞は一見にしかずですよ!