正社員だけど副業はOK?始める前に知っておきたい基礎知識

副業が注目されています。
近年の給与所得の伸び悩みに伴って、正社員であっても副業を行うことが、様々なメディアで話題になるようになりました。

この記事では、自分も副業をやってみたい。でもそれって大丈夫なの?と言う方向けに、始める前に知っておきたい正社員と副業についての情報をまとめました。
副業バレを防ぐ方法や、確定申告等についてやさしく解説します!

ますはあなたの会社が本当に副業NGか確認しよう

さて、あなたが副業を始めようとした時に、最も最初に気をつけるべき事は何でしょうか?
副業バレ?それとも税金?

最も重要なのはあなたの会社が副業を解禁しているかどうかです。
なんとなくダメだと思っている方も多いかもしれませんが、まずその前に本当にそうなのか?をよくよく確認してみましょう。副業については就業規則に記載があります。ない場合や分からない場合は人事や総務担当などに問い合わせてみましょう。

でも、なんでそのような確認が重要になるのでしょうか?
そこには主に2つ理由があります。

そもそも副業の区別は曖昧

実は副業には法律的に何か定義があるわけではありません。
会社が便宜的にそう呼んでいるだけなのです。またいわゆる副業収入と呼ばれるような単語も、会計や税法には存在しません。社会的にそう呼ばれている単語、というだけです。

実は人によって何が副業になるのかも認識が違います。
例えばアパート経営もれっきとした副業ですが、副業という単語が話題になる前から会社員によってよく行われていました。また、友人の呼ばれて講師として講演会で話し、バイト代をもらったらどうなるのでしょうか?これはもちろん副業です。株や仮想通貨で儲けたら?それも副業です。

あなたの収入が会社員としての給料以外に発生するのであれば、それは基本的に何でも副業収入になります。そしてそれは法律的に何ら区別されていません。宝くじに当たったとしても、所得と言う面からすればお金が入ってくるのは同じだからです。
こういった行為を何でもかんでも副業として、会社が一括で禁止するのは今の世の中、現実的ではありません。

そのためどういったものが副業になるのかを、きちんとあらかじめ会社に確認をしておく必要があるのです。

また近年では国も副業を促進すべきと言う流れを作っています。副業を活用することは、日本の労働流動性を高め、活力ある社会を作るために必要だとされているのです。

また、社会的にも少し前までなら「正社員が副業など…けしからん!」という雰囲気がありましたが、それもなくなってきました。
副業を容認する企業が2019年になってかなり増えたことが、その表れです。
現に2019年の日本経済新聞の調査では、主要企業のおよそ50%の企業がすでに副業を解禁しています(出典)。副業の解禁はすでに先進的な取り組みとは言えず、かなりの会社で容認されてきているのです。これらの現状を踏まえた上で、あなたの副業が本当に就業規則からして許されないのかを、まずは確認しましょう。

副業を決めたからといって、ばれないようにビクビクするのは理想の状態ではありません。
何より副業をするのに重要な、行動の幅を縮めることにもつながります。
まずは会社に確認するところから始めましょう。

どうしても副業はダメ!な場合

それでも、副業を行うのは無理、認められない、という会社もあると思います。
そんな方向けにまず考えることをご紹介します。

そもそもどのくらい現金が必要なのか考えよう

そもそも、なぜあなたが副業したいのかをよく考えておきましょう。収入が欲しいのか、会社以外での経験が積みたいのか、今すぐお金が欲しいのか、長期的にお金が欲しいのか、などの疑問に1つずつ答えていくべきです。それによってあなたがどんな副業をすべきなのかが変わってきます。

例えば会社の外での社会経験が積みたい場合は、現金を貰わないという選択肢もあります。
これは引っ越しの手伝いをして、焼肉に連れて行ってもらうのと同じです。筆者の知っている例では、副業が解禁されていない企業で働く会社員が、得意のイラストを知人に提供する代わりに、定期的にお寿司に連れていってもらっていたことがありました。
お金を貰わないのであれば、ただの友達付き合いのようなものです。
こういった付き合い方を会社が禁止する事はそもそも不可能です。

また準備だけしておいていつでもお金を受け取れる形にしておくことも可能です。
例えばブログを書いておき、副業がいつ解禁してもいいように広告を貼っておくスペースだけ考えておく、もしくは広告を貼っておいて現金を引き落とさない、などのパターンが考えられます。この場合はブログが成功し本業を上回るほど稼いだ場合にも使えます。その際は会社を辞めてから、本格的にブログに広告を貼ることでそのまま収入を落とさずに暮らしていくが可能です。

それでも現金が必要!という場合

それでも収入アップのためにはどうしても現金が必要だ、という方は多いはずです。そこでオススメなのが、会社にバレやすい給与所得につながる副業を選ばないことです。給与所得を選ぶと確定申告の際に、所得税の計算時に合算する必要があるため、副業先から本業の会社に通知が行く場合もあることです(様々な形で防ぐことはできます)。

なので給与所得になるような副業は選ばず、雑所得になるようなクラウドソーシングやブログ、アフィリエイト、株式投資などを選びましょう。

会社員が副業を始めたら、確定申告は必須

あなたが副業を始めるのであれば避けられないことの1つに確定申告があります。確定申告は20万円以上の副業からの所得がある場合に必要になります。

確定申告には様々な種類がありますが、あなたが正社員であれば白色申告にしておきましょう。白色申告は開業届が必要のないもので、課税額の計算方法も変わりません。

ちなみにもう一つ青色申告と言うものがあり、これは開業届が必要です。個人事業主などが使用します。
青色申告は課税額の計算方法が所得の種類によってかなり多種多様に分かれており、青色申告特別控除等の税負担が軽くなるメリットがあります。しかし開業届を出す必要があるため、あなたが行っている副業が事業であることを証明する必要があるのです。
事業として認められるには反復性が高いことと、それなりの売上規模が必要です。そうでなければ殆ど認められません。むしろ税務署はあなたが青色申告控除を使いたいがために税額をちょろまかそうとしているのではないかと考え、かなり厳しめに調査をしてくる場合もあります。
正社員であれば、あなたの副業は事業として認められる事はほとんどないと言われています。
まずは白色申告にしておきましょう。

確定申告の時に副業バレを防ぎたい人にとって必要になるのが、住民税の徴収方法を選ぶことです。
住民税の徴収方法は、絶対に普通徴収にしておきましょう。これであなたの住民税の通知が会社にはいかず、あなたの手元に届くようになります。つまり会社はあなたの本当の所得について知ることがなくなるのです。

会社員にとって、副業のメリット・デメリットは?

ここまで副業を始めるにあたって必要な手続き等について解説してきましたが、そもそも副業そのものにはどんなメリットがあるのでしょうか。

メリット

収入が増えることで会社に依存する必要がなくなる

やはり副業の最大のメリットは収入が増えることです。月に1万円から3万円と言うわずかな額を稼ぐだけでも、1年間で20万円から30万円にもなります。一回余分に海外旅行に行けてしまう計算です。
また会社員の専業であれば、もらえる給与は会社員として限界がありますが、副業をすることで会社のキャリアにとらわれない収入が得られます。
「あと何年か我慢して、部長にならなければこんな生活はできないよなあ…」といったことはなくなります。副業で稼いでいるのであれば、社長よりも良い生活ができる可能性すらあるのです。

本業のキャリアが開ける可能性がある

副業のメリットはただの収入だけにとどまりません。例えばあなたが本業で何らかの専門知識を身に付けている場合は、その知識を会社の外で生かすことで、本業にとっても良い影響があります。
例えば、社外でのコンサルティングや講師として話すことはあなたのキャリアアップにもつながります。また自分の会社の方法にとどまらないやり方を学ぶことで、本業の会社にも様々な貢献ができるはずです。

転職前に興味のある業界について知ることも可能

さらに興味のあった職業や業界について簡単に知ることもできるのが副業です。例えばあなたが英語を生かした仕事をしてみたい、と考えているのであれば、クラウドソーシングで英語に関する仕事を請け負ってみましょう。英語の勉強になるほか、収入にもつながり、まさに一石二鳥です。

デメリット

もちろん副業にはいいことずくめではありません。デメリットも存在しています。

時間がなくなる

最大の問題は時間がなくなることです。今まで休めていた土曜日・日曜日などを仕事に当てなくてはならなくなるため、やはり時間的な余裕はどうしてもなくなってしまいます。ギリギリの予定を立てるのではなく、無理のない範囲内で、毎日続けられる形で続けましょう。副業はあなたの望ましい生活を手に入れるための手段です。それを見失ってはいけません。

本業に支障をきたす可能性がある

前述のように、あまり余裕のないスケジュールで副業を詰め込んだ場合は本業にも支障をきたしてしまいます。例えば睡眠不足に陥ると、その結果本業での不注意やタスク漏れにつながったりと、いいことは1つもありません。
またあくまで本業がどちらであるかをよく考えておきましょう。本業の会社に悪い影響を及ぼすような副業、例えば本業と競合するような会社での副業は社会人として望ましくありません。

まとめ

近年注目されている副業。あなたが思っているよりも多くの会社に普及してきており、珍しくなくなってきています。また制度的にも整いつつあるので、興味があるならまずは会社に問い合わせてみることを勧めします。

副業にはメリットも多く、何よりあなたの望む生活が手に入る可能性がぐっと上がることが大きな魅力です。もし興味がある副業があれば、簡単にやってみることをお勧めします。百聞は一見にしかずです。
まずは手軽なものから、さくっとやってみるのがオススメです!